大井川上流の大自然
こんなご時世どこもいけませんねぇ。というわけで以前の旅記録を書いてみようかなと思います。
うちのワゴンRちゃんがまだ若いころ、足慣らしとして静岡北部、大井川鉄道井川線の終点井川駅に行ってきたわけです。まぁ静岡をバカにするわけではありませんが、ただでさえ沿岸部もかなりの田舎なのに、北部と言ったら超絶秘境ですねぇ。
ついでに行った長島ダム駅についても少し触れてるので最後までゆっくりしていってね!!!
時間帯が早朝だったこともあり、千頭から先は誰ともすれ違わず着きました。対向車来たらちょっとやばめな区間が多いですね。行く際は落石注意で!
時刻は7:49。当然ながら始発は10:22なので客どころか駅員もいないですね。ただただ湧き水の音と草木が擦れる音くらいしかありません。朝なので空気がきれいですよ。
前来たときは大雨かなんかでめちゃくちゃになってたけど、ちゃんと修理したあたり廃線にするつもりはないようです。安心しました。
それにしても富山のライトなんちゃらもびっくりなくらいホームが低いですね。まるで海外のホームみたい。千頭方面は駅出るとすぐトンネルに突っ込みます。駅自体も谷間に無理矢理作ったような構造してますからねぇ。
ホームは低いし、ホームの途中にポイントレールあるし、何よりこのえげつないカーブ。当時の地形に対する苦労が垣間見れます。
なんだかんだ客車によるそこそこ長い列車が来るので、ホーム自体は結構長めです。でもよほど列車が来てないのか、本線も若干錆びてますし、側線に至っては自然に還りかけてますね。
そして先ほど駅舎前からまっすく行ってる線が皆さんご存じ堂平駅まで行ってる休止線(一部遊歩道になってるため、実質廃線)です。立ち入り禁止のテープ手前の停車位置までは列車が走った跡があり、こちらの駅舎側ホームも何かしらで使ってると思われる。但し、短いので機関車の留置くらいにしか使えなさそう。井川駅そろそろ飽きたと思うけど、廃線跡については後述するんでもう少し井川駅に付き合って。
ワゴンRちゃんがひょっこり写ってますが、それはさておき。手前の停車位置から奥側はほとんど自然に還っています。千頭駅にあった昔の写真見てみると、機回し用の側線だったらしく、在りし日は賑わっていたのでしょうね。現在ではプッシュプルなのでそのまま折り返してしまいますね。
側線の脇から湧き水が出て、バラストも水の下。完全に千と千尋の神隠し状態。ほんと自然豊かすぎて、どんどん飲み込まれていきますねぇ。
先ほどの井川線堂平方面のトンネルを超えると遊歩道になっています。・・・というかちゃんと遊歩道作ろうとしたけど途中でレール撤去飽きちゃった状態で、かなりぶつ切り状態でほったらかしにされてます。
朝日もだいぶ昇って、いい感じの気温になりましたねぇ。もう少し紅葉が見ごろになってから来た方がよかったかな?
線路は多少曲がってますが、今にも列車が来そうな風景ですね。遊歩道ですが先述の通りほとんどほったらかしなので線路なうしてるみたいになってしまいますぅ。
ベンチの存在が必死に遊歩道たることをアピールしてる。ベンチ自体まだ自然に還ってないのでそんなに古くはないんだろうな。
途中で途切れてますが、確かに分岐しようとしてますね。ここが堂平駅の入口な気がしますがどうなんでしょうかねぇ。もう大半が自然に還ってるので、現地では確かめようもないし、そもそもスマホ繋がらないし。
以上が井川線奥地の旅レポでした~。秘境といっても昔はダム建設で賑わってたことがひしひしと伝わってきました。皆様もコロナが収まったら井川駅に行ってみたらいかがでしょうか。電波が入らないので、下準備はしっかり行ってください。
以下オマケ 長島ダム
長島ダム駅はやはりダム建設に伴う移線建設費をもらってるだけに、この区間だけPC枕木という割と贅沢な設備をしております。こちらはダムを間近で見れますので、大迫力ですよ!井川駅向かう途中で絶対通りますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくれてありがとうございました~。