黝猫の旅

基本旅がメインですが、その他にも日常感じた事を書く恐れがございます。Twitterは@NaritaSkyAccessです。

中山道

皆様お久しぶりです。

 

突然ですが、皆様は中山道をご存じですか?

けっして”なかやまどう”ではありません。

あと中仙道と書いてある場合もありますが、今のところ中山道が正式名称です。

 

ざっくり言うと、東京から京都まで行ってる道です。

え?東海道じゃねえのそれとか思った方は知識力5万くらいです。

 

東海道は東京日本橋を出ると、横浜、箱根、沼津、静岡、浜松、名古屋、四日市、世界の亀山、甲賀栗東などを通って、京都へ行くのに対し、

中山道は東京日本橋を出ると、大宮、グンマー帝国中心街高崎、軽井沢、諏訪、中津川、土岐、岐阜、関ヶ原米原栗東などを通って、京都へ行きます。

 

距離的にも高低差的にも圧倒的に東海道が便利な気がしますが、当時は橋なんて殆どなく、海側の東海道はほとんど渡し船での移動でした。

その為、時間の正確さを求められる足軽や商人は、遠くても確実な時間で行ける中山道を通り、大名とかお偉いさんは東海道を通ったらしいです。

そのせいもあってか、宿数は中山道のが多い。数は忘れたので、興味のある人はグーグル先生に聞いといて。

 

東海道の平行してる各交通網は以下の通り

全線 国道1号線

東京~名古屋

JR東海道本線東海道新幹線東名高速・新東名高速

名古屋~草津

JR関西本線草津線東名阪道新名神高速

 

さて、本題の中山道ですが、道自体はスーパー峠道なため、殆どの区間でトンネルぶち抜いたり、新線切替などやってるので、ありとあらゆる道路番号に化けます。

旧道の方に興味のある方は、富士山を走って登山できるくらいの化け物じゃないと死にます。

 

道路番号は以下の通りです。

日本橋~高崎 国道17号

高崎~信濃追分付近 国道18号

信濃追分~佐久 県道各号線

佐久~諏訪 国道142号線

諏訪~塩尻 国道20号線

塩尻~土岐 国道19号線

土岐~米原 国道21号線

米原栗東 国道8号線

栗東~京都 国道1号線(東海道共用)

 

こんな感じに番号コロコロ変わります。

 

番号見て勘のいいガキは気づいたかもしれませんが、割と名だたる主要幹線道路を吸収、分離しながら行ってますね。

そうです。東海道と違い、昔からある由緒正しい主要街道をいくつも枝線として持ってるのが特徴です。

 

例えば、新日本橋あたりで国道4号線日光街道国道6号線水戸街道、後楽園あたりで国道254号線川越街道、信濃追分国道18号線北国街道、諏訪で国道20号線甲州街道、土岐で国道19号線下街道、米原国道8号線北陸道etc...。

とにかく多方面へのアクセスをまとめていた道でもあります。

 

ただ、日本鉄道東海道線が開通すると、中山道は衰退します。

線形も箱根を迂回する御殿場ルートで行けば、あとは橋を渡したりしてほぼ平地を走る上に、当時貿易が盛んだった横浜港を通ることもあって、東海道側は一気に栄えますが、取り残された中山道ルートはぶつ切りにされます。

 

ただ、高度成長期の波に飲まれなかったのが幸いして、東海道と比べて当時の遺構が数多く残ってる魅力もあります。

アクセスは格段に悪いですが、それもまた旅の楽しみとなるでしょう。

 

皆様も歴史あふれる中山道をたどってみてはいかがでしょうか?

ついでに横軽アプトルートや中央本線旧線跡等、たくさんの遺構も感じることができます!

 

最後まで見てくれてありがとうございました。

 

 

大井川上流の大自然

こんなご時世どこもいけませんねぇ。というわけで以前の旅記録を書いてみようかなと思います。

うちのワゴンRちゃんがまだ若いころ、足慣らしとして静岡北部、大井川鉄道井川線の終点井川駅に行ってきたわけです。まぁ静岡をバカにするわけではありませんが、ただでさえ沿岸部もかなりの田舎なのに、北部と言ったら超絶秘境ですねぇ。

ついでに行った長島ダム駅についても少し触れてるので最後までゆっくりしていってね!!!

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515164811j:plain

山超え谷超え井川駅見えてきました。

時間帯が早朝だったこともあり、千頭から先は誰ともすれ違わず着きました。対向車来たらちょっとやばめな区間が多いですね。行く際は落石注意で!

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515165110j:plain

井川駅の駅舎

時刻は7:49。当然ながら始発は10:22なので客どころか駅員もいないですね。ただただ湧き水の音と草木が擦れる音くらいしかありません。朝なので空気がきれいですよ。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515165425j:plain

井川駅ホーム

前来たときは大雨かなんかでめちゃくちゃになってたけど、ちゃんと修理したあたり廃線にするつもりはないようです。安心しました。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515165645j:plain

井川駅千頭方面

それにしても富山のライトなんちゃらもびっくりなくらいホームが低いですね。まるで海外のホームみたい。千頭方面は駅出るとすぐトンネルに突っ込みます。駅自体も谷間に無理矢理作ったような構造してますからねぇ。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515165928j:plain

井川駅ホーム

ホームは低いし、ホームの途中にポイントレールあるし、何よりこのえげつないカーブ。当時の地形に対する苦労が垣間見れます。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515170306j:plain

井川駅ホーム奥

なんだかんだ客車によるそこそこ長い列車が来るので、ホーム自体は結構長めです。でもよほど列車が来てないのか、本線も若干錆びてますし、側線に至っては自然に還りかけてますね。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515170623j:plain

井川駅廃線

そして先ほど駅舎前からまっすく行ってる線が皆さんご存じ堂平駅まで行ってる休止線(一部遊歩道になってるため、実質廃線)です。立ち入り禁止のテープ手前の停車位置までは列車が走った跡があり、こちらの駅舎側ホームも何かしらで使ってると思われる。但し、短いので機関車の留置くらいにしか使えなさそう。井川駅そろそろ飽きたと思うけど、廃線跡については後述するんでもう少し井川駅に付き合って。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515171132j:plain

井川駅ホーム奥の側線

ワゴンRちゃんがひょっこり写ってますが、それはさておき。手前の停車位置から奥側はほとんど自然に還っています。千頭駅にあった昔の写真見てみると、機回し用の側線だったらしく、在りし日は賑わっていたのでしょうね。現在ではプッシュプルなのでそのまま折り返してしまいますね。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515172226j:plain

井川駅折り返し線跡

側線の脇から湧き水が出て、バラストも水の下。完全に千と千尋の神隠し状態。ほんと自然豊かすぎて、どんどん飲み込まれていきますねぇ。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515172600j:plain

井川線堂平方面休止線

先ほどの井川線堂平方面のトンネルを超えると遊歩道になっています。・・・というかちゃんと遊歩道作ろうとしたけど途中でレール撤去飽きちゃった状態で、かなりぶつ切り状態でほったらかしにされてます。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515172902j:plain

井川線休止線と井川湖

朝日もだいぶ昇って、いい感じの気温になりましたねぇ。もう少し紅葉が見ごろになってから来た方がよかったかな?

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515173106j:plain

堂平方面トンネル

線路は多少曲がってますが、今にも列車が来そうな風景ですね。遊歩道ですが先述の通りほとんどほったらかしなので線路なうしてるみたいになってしまいますぅ。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515173324j:plain

井川線休止線堂平方面

ベンチの存在が必死に遊歩道たることをアピールしてる。ベンチ自体まだ自然に還ってないのでそんなに古くはないんだろうな。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200515173654j:plain

井川線堂平駅跡?

途中で途切れてますが、確かに分岐しようとしてますね。ここが堂平駅の入口な気がしますがどうなんでしょうかねぇ。もう大半が自然に還ってるので、現地では確かめようもないし、そもそもスマホ繋がらないし。

 

以上が井川線奥地の旅レポでした~。秘境といっても昔はダム建設で賑わってたことがひしひしと伝わってきました。皆様もコロナが収まったら井川駅に行ってみたらいかがでしょうか。電波が入らないので、下準備はしっかり行ってください。

 

以下オマケ 長島ダム

f:id:NaritaSkyAccess:20200515173932j:plain

長島ダム駅から見た長島ダム

f:id:NaritaSkyAccess:20200515174319j:plain

長島ダム駅

f:id:NaritaSkyAccess:20200515174345j:plain

長島ダム駅ホーム

f:id:NaritaSkyAccess:20200515174412j:plain

ダム建設前の井川線旧線跡。

長島ダム駅はやはりダム建設に伴う移線建設費をもらってるだけに、この区間だけPC枕木という割と贅沢な設備をしております。こちらはダムを間近で見れますので、大迫力ですよ!井川駅向かう途中で絶対通りますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました~。

千葉始発総武快速線のめちゃくちゃ長い自動放送

‪千葉始発の横須賀線直通[快速]久里浜行の千葉発車時の放送が長いので、台本にしました。間違ってたらごめんなさい。

 

日本語

JR東日本をご利用下さいましてありがとうございます。この電車は横須賀線直通[快速]久里浜行です。前の4両は途中の逗子止まりです。停車駅は稲毛、津田沼船橋、市川、新小岩錦糸町、馬喰町、新日本橋、東京と、東京からの各駅です。グリーン車は4号車と5号車です。‬‪グリーン車をご利用の際はグリーン券が必要です。グリーン券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますのでご注意下さい。次は稲毛、稲毛、お出口は右側です。新検見川、幕張、幕張本郷へお越しのお客様はお乗り換えです。稲毛の次は津田沼に止まります。この電車には優先席がございます。‬‪優先席を必要とされてるお客様に席をお譲り下さい。電車は事故防止の為、やむを得ず急停車する場合がございます。お立ちのお客様はつり革、手すりにお掴まり下さい。‬

 

英語

‪This is the Yokosuka line rapid service train for Kurihama. The first 4 cars go only to Zushi.‬ ‪Green cars are car No.4 and No.5. A green car ticket is required in the green car. The next station is Inage. The doors on the right side will open. Please change here for the Sobu line local service. The stop after Inage, will be Tsudanuma.‬ ‪There are priority seats in most cars. Please offer your seat to those who may need it.‬ It may be necessary for the train to stop suddenly to prevent an accident. So please be careful.

北陸本線だったような何か巡り

f:id:NaritaSkyAccess:20200406200022j:image

北陸本線ってあるじゃない?

え?今は大半が三セクになった?

気動車が我が物顔で走るようになった?

普通列車が異様に速くなった?

・・・まぁそれはさておき。

今回は大昔北陸本線だった跡地を紹介しますよ〜。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406200302j:image

今回は車移動なんで、ワゴンRちゃんに案内役を任せようかな。

ワゴンR「はいはーい。高速道路から酷道まで幅広く走るワゴンRでーす。たまに川も渡ることがあるけどちゃんと走るよー☆」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406204416j:image

ワゴンR「まずは新保駅だよー。ここは看板立ってるからわかりやすいね〜。でも道が走りやす過ぎて飛ばして通過しないように気をつけてね〜。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406204622j:image

ワゴンR北陸本線の大半は北陸道に飲み込まれてるから全部は残ってないよ〜。あとこの先は道がだいぶ狭くなるから運転に自信の無い人は出掛けない方がいいよ〜。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406204831j:image

ワゴンR「ここはだいぶ有名だと思うけど、山中スイッチバックだよ〜。この辺はトンネルが狭いから信号機に従って安全に行こうね。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205001j:image

ワゴンR「ここに昔主要幹線が走ってたと思うとロマンだよね〜。そんな由緒正しい区間を走れるなんて夢みたいだよ〜。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205254j:image

ワゴンR「せっかくなので私もスイッチバックしてみました。さすがにトンネルは危ないので、入口までにしたけど。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205356j:image

ワゴンR「ちなみにこっちは当然行き止まりだよ〜。手前のエフレックス管は何に使ってるんだろうね。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205509j:image

ワゴンR「続いては大桐駅です。いくら客車用ホームとはいえ、車からすると高いなぁ。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205637j:image

ワゴンR「大桐駅から見た北陸本線の跡地。やっぱり元幹線だけあってカーブも緩やかだね〜。だからと言って調子に乗って130km/hとか出したらサンダーバードに殴られるから注意ね。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406205903j:image
f:id:NaritaSkyAccess:20200406205858j:image

ワゴンR「今庄駅で、今の北陸本線と合流!途中にD51大先輩がおりました。いやぁ強そうでカッコイイですね!」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406210047j:image

ワゴンR「さて、ちょっと移動して能生駅付近まで来てみました。どうやら北陸本線跡は自転車道路らしいので、私はここで休憩しまーす。」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406210212j:image

こちらが北陸本線跡です。国道8号線沿いにある自転車道路ですが、どう見ても列車が走っていたような構造をしてますね。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406210348j:image

自転車があれば気持ちよさそうですね。こちらは国道8号線沿いともあって、さすがに自動車道にはしなかった模様。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406210547j:image
f:id:NaritaSkyAccess:20200406210543j:image

それにしてもトンネル断面が低いですね。今の交流設備じゃ無理なので、もしあったとしたらデッドセクションかなぁ。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406211142j:image

日も暮れてきましたね。最後にあそこ行きますか?

ワゴンR「らじゃー」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406211244j:image

ワゴンR筒石駅着いたー!!」

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406211410j:image
f:id:NaritaSkyAccess:20200406211406j:image
f:id:NaritaSkyAccess:20200406211455j:image

筒石駅は上下線ホームが分離してるのが特徴です。前回の土合と比べたらそんなに深くないけど、こちらは上下線ともトンネル内ですね。

そうこうしてるうちに直江津行が来ましたね。

 

f:id:NaritaSkyAccess:20200406200022j:image

はい、このブログ1枚目の写真の正体です。今回はだいぶ移動距離が長かったですね。いかがだったでしょうか?皆様も北陸へ訪れた際はぶらり廃線巡りも楽しいものですよ?

さて、東京へ帰りましょうか。

ワゴンR「はーい☆」

 

土竜駅散策

f:id:NaritaSkyAccess:20200406175241j:plain

題名から失礼しました。

正式には土合駅という名前のようです。


f:id:NaritaSkyAccess:20200406191907j:plain

この駅の特徴はなんといってもスーパーバリアアリーのアスリートや登山家に優しい駅になっていますね。

トンネル内の奥深くなので、夏場でも比較的涼しいのが良いですね。

え?左側のスペースはエスカレーター作る予定地だろって?

J○東「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」


f:id:NaritaSkyAccess:20200406192120j:plain

上り水上方面はめちゃくちゃ寒いです。奥には待避線がありますけど、今のクソみたいな過疎ダイヤで使うことあるn……ぎゃあああああああああああ


f:id:NaritaSkyAccess:20200406192837j:plain

駅舎はこんな感じ。

まるで山小屋みたいな佇まいですね。

改札口は登山客がキャンプでめっちゃ寝てたから撮影は出来ませんでした。


f:id:NaritaSkyAccess:20200406192530j:plain

上りホームは1分以内に行けますが、下りホームは徒歩10分かかるらしい。駆け込み乗車は階段から転げ落ちる恐れがございますのでおやめ下さい。(゚o゚)(゚o。)(。o。)(。o゚)(゚o゚)(゚o。)(。o。)(。o゚)ゴロゴロ~


f:id:NaritaSkyAccess:20200406193042j:plain

下りホームです。

どうやらこちらも昔は本線は通過線だったみたいですが、現在は普通列車が5往復と貨物列車が来る程度なので、潰したんでしょうね。

それにしてもホームが無駄に長いのに多くて4両編成しか来ないのが廃れた主要幹線って感じがしますね。


f:id:NaritaSkyAccess:20200406194458j:plain

越後国方面です。この区間115系パンタグラフバチバチ言わせながらめっちゃぶっ飛ばして脱線してもおかしくないほど揺れてたのが記憶に新しいですね。今のE129系バチバチしてますが、揺れはだいぶ改善されたと思います。


f:id:NaritaSkyAccess:20200406193445j:plain

下りホームへの通路です。薄暗い上に苔まみれと、バイ○ハザードのロケ地にピッタリな雰囲気ですね。でもめちゃくちゃ寒いっす。



f:id:NaritaSkyAccess:20200406193829j:plain

いかがでしたでしょうか?

皆様も是非土合駅に行ってみてはいかかでしょうか?

JR上越線水上駅より2駅目ですよ。

ちなみに当駅より新潟方面へ向かう際は国境となりますので、グンマー帝国と越後国のパスポートが必要な気がします。


ではまた〜


新規ブログ挨拶

皆様、初めまして。

 

Twitterではマキノ黒猫(@NaritaSkyAccess)と名乗っている者です。

 

鉄ヲタと名乗った覚えはございませんが、鉄道が好きなので、

感じたこと、共有したいことなどをダラダラと書いていくつもりです。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。